今日は快晴で、スタッドレスのお世話になるのはまだ先です。今回もタイヤネタですが、タイヤの残り山の正しい見方を知っておこうと、自分の記録のために新品タイヤの溝の深さを測ってみました。
画像は今月購入した新品のスタッドレスのヨコハマIG20です。サイズは155/65R13なので、大きなタイヤの溝はまた違うかもしれませんが、参考にしてください。
計測はノギスで、ディプスバーを使用しました。柔らかなゴムですので、若干の誤差は出ていると思いますが、溝の深さは数回計って8.30mm~8.40mmでした。
タイヤ表面からプラットフォームまでが4.40mmでした。溝の深さの約半分の位置にプラットフォームが設定されているものなので、8.40mmの半分ですからだいたい合っていることになります。
中古のスタッドレスを入手するときに注意しなければならいのが、「8分山」と書かれていたときに、プラットフォームまでの深さが「新品の8割」残っているかどうかです。
よほど良心的な売り手でなければ普通はスリップサインまでの山を言っています。
次のスリップサインは、さらに2mm低い位置にありますので、スリップサインまでの8分山では、スタッドレスとしては5~6分山程度になってしまいますから気をつけなければなりません。
これが同じIG20のスリップサインです。これはタイヤとして使える限界を表わしています。タイヤ表面からの位置は、ノギスで計って深さ6.40mmでしたから、約2.00mmの山ということになります。
さて最後に、これが昨年まで使用した中古のスタッドレスで、ブリジストンのMZ-30です。
前ユーザーが何シーズン使用したのかは不明です。製造は2006年第2週になっていました。
このタイヤの表面からプラットフォームまでの深さを測ると2.30mmでした。溝の深さが6.30mmあったので、プラットフォームの高さは4.00mmとなりますから、もともとのタイヤの溝の深さはその倍の8.00mmと予測できます。
タイヤそのものは7分山ですが、スタッドレスとしては5分山といったところでしょう。まだ使えなくはないですが、プラットフォームまでの深さは3.0mmが一応の交換の目安と聞きました。
性能ははっきり分かるくらいに落ちて、雪道では常に滑り気味になります。今シーズンの交換で正解でしょう。
スタッドレスの性能はゴムの柔らかさにかかっているので、残り溝の深さだけで判断することはできません。
でも、あまり神経質に考えると走行するたびに性能は落ちるわけで、そんなことを考えてもしょうがありませんから、タイヤの性能を自分が身をもって体感しておくことでしょう。それが一番良い交換の目安になるでしょう。
PS 12月1日(水)
快晴に恵まれたこの日、ライフをスタッドレスに替えました。ホイ-ルの見た目が同じなので替えた気がしません。
スタッドレスに替えたのに、「ぐにゃっ」とした感触がありません。ヨコハマIG20も進化しているようです。
ただし、夏タイヤのFALKENが「かちっ」とした感触のないタイヤだったせいもあるのでしょう。IG20の方がむしろしっかりしている感があります。
ついでに下回りをのぞいてみました。画像の右側が前方です。マクファーソン・ストラット式で、中央のシャフトがタイロッドで、右側のシャフトがドライブシャフトです。
とてもシンプルですが、よく見るとロアアームのシャシー側の支持点が車軸よりも後方になっていてリーディング構造です。
もしかしたら、多くの方が感じているJB1ライフのハンドリングの違和感(ハンドルを切った後、戻すときに普通は自然に戻ろうとするが、ライフは手で戻してやらないと戻らない)は、これが根本的な要因なのかもしれません。
ちなみにこれがポロのストラット式サスです。左側が前方になります。ちょっと分かりづらいですが、ロアアームの2カ所の支持点のうち前方の支持点は車軸より前にあります。
これが普通だと思うのですが。部材の厚みも十分とっていて、単純だと思ったポロのサスもライフに比べるとしっかりしています。
PS 12月5日(日)ポロもタイヤ交換
暖かい日になった5日にポロも冬タイヤに交換しました。 ポロのスタッドレスは2005年製ヨコハマIG20です。
今年で6シーズン目。昨年は問題なく走行できました。タイヤのプラットフォームまでの深さは3.2~3.0mmで、タイヤとしては8.5分山、スタッドレスとしては7分山といったところです。
1カ月の走行距離は500km以下のため1シーズンで約2,000km、5シーズンで延べ約1万kmの走行です。減りは少ないのですが、今年で残り溝が3.0mmを切ることになり最後のシーズンとなるでしょう。