デジイチを入れる防湿庫(ドライボックス)

2012年2月14日(火)
 コンデジは今でも机の上に投げてありますが、デジイチだと何故かそうはできないのです。

 ヤフオクでカメラやレンズを見ると、よく「防湿庫」で保管していましたという文章を見かけます。正規の防湿庫は、数台のカメラやレンズを入れて、温度や湿度の管理ができる大型のものになります。

 特に湿度の管理が重要で、レンズの内側にカビが発生するとメーカーで分解・清掃をしなければならないことになり、下手をすると購入価格と変わらない金額がかかることがあります。

 それにフィルムカメラの時代から、ここ30年ばかりは、カメラ本体にもコンピューターが内蔵されフレキシブル基板が本体内部を走り、湿気で基盤が腐食することもよくあります。

 以前、持っていたキャノン A-1というフィルムカメラは10年でフレキシブル基盤が腐食して電源が入らなくなり、修理に2万円弱(平成2年当時)かかりました。

 また、10年ほど前にEOS Kissのフィルムカメラを職場で使っていたときは、わずか半年で基盤が完全に腐食してだめになったことがありました。

 簡単な防湿庫ができないものかと思っていたのですが、100円ショップで画像のような「ストックBOX S」というプラケースを見つけ、ピンとひらめきました。

 さっそく買ってきてカメラを入れてみると、Kiss X5がちょうど収まりました。高さがあるのでEOS 60Dのような大型のカメラでも入ります。
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 ケースの中にタオルを敷き、周囲に吸湿剤を詰めるのです。吸湿剤も100円ショップで買いました。

 湿気を吸った後、乾燥させて再使用できるものと、再使用できずに使い捨てになるタイプの2種類があります。両方買って使ってみることにしました。
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 交換レンズの方にも同じように吸湿剤をセットしてみました。これは、55-250mmのズームレンズで、長さが14cmほどありますが楽々入ります。

 近いうちに、18-200mmのズームレンズを買って、今カメラにつけてある18-55mmレンズと付け替えて常用レンズにしようと思います。
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 これはタンスに詰める除湿剤です。湿気を吸っても除湿剤の内部に水がたまらないタイプが適しています。
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 100円ショップのプラケースには、ふたの部分にパッキンがないので効果のほどは疑問ですが、使わないよりはましでしょう。

 Amazonでは次の画像のようなカメラ専用のドライボックスが割と安価に販売されています。これで1,800円です。ふたにはパッキンが入り、湿度計も付いていて効果もなかなかのようです。

 ただ、意外と場所を取るのと、机の上に簡単に置いておけないのでカメラが必要なときにすぐに取り出せないのが気になるところですが、湿気対策のためにはやはりいずれ欲しいものです。
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PS 4月2日(月)

 先週、100円ショップで温湿度計を見つけました。ちょっと大きめですが、これ以外は見当たらないので良しとしました。これを上記の簡易防湿庫に取り付けるのです。
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 取り付けた様子は次のものです。
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 結果、分かったこと。室内の湿度計と湿度は変わりませんでした。防湿庫の役割はほとんど果たしていませんでした。今日現在、室内58%、庫内55%でした。やはりプラケースで良いので本格的な防湿庫が欲しいものです。






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by vient49 | 2012-02-14 16:59 | デジカメ | Comments(0)

何かにそっと呼び寄せられるような ※ブログ記事をリスト形式に変更してみました。2023/05/03


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