ゴルフ ブルー e モーション

2012年4月27日(金)
 フォルクスワーゲングループジャパンのWebサイトに電気自動車のニュース。とうとうゴルフもか。それも、ハイブリッドではなく純粋な電気自動車。

 最高時速は140km/h、最大航続距離は150km。フロントに26.5kWhのリチウムイオン電池を搭載。最大出力85kW/115PS、最大トルク270Nmのモーターで前輪を駆動。さらに、0~100km/hの加速は11.8秒とか。

 これも時代の流れで致し方ないのでしょう。問題の一つは電源です。今のところ電池はリチウムイオンです。リチウムイオンも実用化からすでに20年は経過しています。電池だけで車両重量1,590kgのうちの315kgを占めています。次世代の小型大容量電池が出てこないことには、航続距離150kmの壁を大きく超えることはむずかしいでしょう。

 問題の二つ目は充電です。充電時間は200Vで8時間とか。高速で1時間半走ると電池が切れて、充電に8時間かかるというのは、実用的にはとても無理です。

 もちろん、今の段階では「実験」なのですが、充電をする必要のないハイブリッドの優位性の一つはここでしょう。

 ガソリン車なみに数分でバッテリーが満タンになるのなら、そして航続距離が500km程度まで延びれば、一般人には十分に実用になる気もします。

 旅行に行っても、家族連れなら1日400km程度の走行距離が疲れの点からも一つの目安になるのでは。

 電気自動車の最大の特徴の一つは、回生ブレーキです。モーターの端子間をショートさせると、モーターには強力なブレーキがかかるのです。単純にショートさせるとタイヤがロックしてしまうくらいの強力なものです。

 電車が減速するときはこの回生ブレーキを使用しています。ということは、電気的にブレーキの強さをコントロールしてやれば、強力なエンジンブレーキがかかると言うことです。

 余剰電力はバッテリーの充電に回すこともできます。ダウンサイズされた現行ゴルフ6のエンジンブレーキの非力さは危険なくらいですから、これは大きなメリットでしょう。

 好むと好まざるとに関わらず、いずれは電気自動車にシフトしていくのでしょうね。

 モーターでもエンジンと同じようなフィーリングが味わえるのなら、単に「慣れ」の問題になっていくのでしょう。モーターのパワーはすでに十分にありますから、充電時間と航続距離という難問との戦いということなのでしょう。

画像はWebサイトからです。
ゴルフ ブルー e モーション_c0006211_18122858.jpg





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by vient49 | 2012-04-27 16:36 | VWゴルフ6 | Comments(0)

何かにそっと呼び寄せられるような ※ブログ記事をリスト形式に変更してみました。2023/05/03


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