黒部峡谷トロッコ電車 No.1

2012年10月22日(月)
 10月19日金曜日に、お隣富山県の黒部峡谷に日帰りで行って来ました。

 朝6時30分にゴルフ・トレンドラインで出発です。高速で金沢東ICから富山県黒部ICまで約1時間30分。高速料金は2,550円のところ、ETC早朝割りで1,300円でした。

 黒部ICから黒部市宇奈月温泉まで約30分。8時30分には宇奈月温泉に到着しました。

 トロッコ電車は、黒部峡谷鉄道宇奈月駅から出ています。トロッコ電車とは言え、駅舎はとても立派で近代化されていて、大型バスの駐車場が10時ごろには満車になります。

 トロッコ電車は、電源開発のため昭和28年に関西電力が営業を開始し、今は関西電力の子会社である黒部峡谷鉄道が運営しています。

 客車列車は1時間に2~3本とかなり頻繁に運行され、その合間を縫って関西電力の業務専用列車も1日に10本程度運転されています。
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 早めに着いたので9時00分発の電車に乗れました。片道大人一人1,660円。窓付きのリラックス客車は520円追加で、片道2,180円かかります。大人2人の往復では8,720円で、なかなかの金額です。
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 機関車2台で、オープン客車7両と、窓付き客車6両の13両編成を牽引します。トロッコと思っていくと規模が違うのでびっくりします。全車両がほぼ定員の乗車で、満員です。
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 終点の欅平(けやきだいら)駅までは全線電化区間で、距離は約20kmあり、1時間20分かけて走ります。

 1時間に2本~3本の出発ですから交換駅も多数あり、全線で6列車程度が同時に走っていますから列車交換もかなり頻繁にあります。ちょっとした私鉄なみの運行本数です。

 トロッコ電車というのは、軌間762mmのナローゲージだからです。
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 冬期は4mの雪が積もりますので、レールや架線は冬期は撤去されます。

 発電所が5箇所あるので、鉄道が使えない冬期は、電力会社の社員は線路に沿って作られた冬期歩道を片道7時間かけて欅平まで歩くそうです。

 苔むしたコンクリートの中がトンネルになっています。幅は80cm、高さ1.3m程度の歩道です。
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 欅平駅に到着しました。機関車を入れて15両編成がらくらく収まる大きな駅です。大量の人が降りてきます。単純計算で1列車あたり約500人が乗っています。
黒部峡谷トロッコ電車http://www.kurotetu.co.jp/
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 秘境黒部渓谷です。鉄道がなければこんな所を徒歩で来なければなりません。
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 猿飛峡展望台です。駅から900m。徒歩で20分ほどかかります。 
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 このような歩道を歩きます。トンネルもあり、急な階段も3箇所ほどあります。雨の日は滑りやすくてちょっと危険かも。 
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 こちらは、猿飛峡とは逆方向の祖母谷(ばばだに)温泉方向の奥鐘橋(おくかねばし)です。
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 人食い岩の先にある橋です。
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 No.2はトロッコ電車特集をアップする予定です。お楽しみに。




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by vient49 | 2012-10-22 16:00 | 黒部峡谷トロッコ電車 | Comments(0)

何かにそっと呼び寄せられるような ※ブログ記事をリスト形式に変更してみました。2023/05/03


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