平成中村座 金沢公演

2015年3月24日(火)
 3月20日(金)から23日(月)まで4日間にわたって公演が行われた平成中村座金沢公演を見に行ってきました。行ったのは3月21日土曜日の16時からの公演です。

 場所は金沢歌劇座。出し物は怪談乳房榎です。昨年夏のニューヨークの凱旋公演で、地方では初めての公演とのことで、とても楽しみでした。画像は遠近感がなくて小劇場に見えますが、実際にはかなり大きな劇場です。

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 座席数は1919席でチケットは4日間6公演が完売です。勘九郎の一人3役の早変わりが一番の見どころ。中村獅童の悪役ぶりが面白く、七之助の女形は素晴らしいものでした。

 翌日の新聞記事からです。クライマックスのシーンです。実物の勘九郎を双眼鏡でドアップで見ました。
平成中村座 金沢公演_c0006211_2010795.jpg

 滝の水は2トンの水槽を設置したもので、最前列から3列目までは水しぶきがかかるためにビニルシートをかけてもらっていました。

 マイクを使わない肉声だけで演じる歌舞伎ってすごいですね。勘九郎、七之助、獅童が光っていましたし、ベテラン亀次郎の演技も素晴らしかったです。

 前回観に行ったのは2010年12月でもう5年前。まだ勘三郎が元気なころでした。その2年後に勘三郎は急逝しました。

 今回見て強く思ったのは、勘九郎は勘三郎にそっくりになってきたことです。表情なんか本当に勘三郎かと思うくらいです。素晴らしいです。

 会場の金沢歌劇座は2010年に全面改装したのですが、座席がプアーです。狭いし傾斜が緩いので前の席に人がいると舞台がまるで見えません。もっとゆったりしたシートと舞台が見えるシートが必要です。これではプラチナ席の名が泣きますよ。






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by vient49 | 2015-03-24 20:48 | 歌舞伎 | Comments(0)

何かにそっと呼び寄せられるような ※ブログ記事をリスト形式に変更してみました。2023/05/03


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