2005年1月7日(金)
今日は七草。今年に入ってから最高気温2℃前後の寒い日々が続いている。
ウイルスソフトについて。昨年4月、1980円の価格で話題になったS社製のウイルスセキュリティ2004を購入した。
インターネットに接続するたびに、接続して良いかという確認画面が出る。使い込んでいくうちに自分の環境ができあがるので、なかなかいいと思った。
3カ月ぐらいは何事もなく済んだが、そのうちやたらとエラーが出るようになってきた。
その多くは、「問題が発生したため、Generic Host Process for Win32 Servicesを終了します。」というものである。
その上、インターネットへの接続にやたらと時間がかかるようになり、普通なら2、3秒で出る画面が10秒も20秒もかかるのである。ネットで調べてみると、同様のトラブルが多発している。
ガマンして使っていると、9月にS社のHPでこれらをフィックスしたソフトの無料ダウンロードが始まった。
さっそくインストールし直すと、なるほど調子が良くなったかに見えた。
しかしついに昨夜、事件は起きた。
自動アップデートで新しいエンジンがインストールされ、指示のとおり再起動すると、まずヤフオク支援ソフトの「即売くん」がウイルスに感染されているとして勝手に削除され、次にヤフオクID切替ソフト「AIDC」も同様に削除されてしまった。
もちろんそれまで普通に使用していたもので、ウイルスになど感染していない。このままでは、次々とソフトが消えていってしまう。
もうガマンの限界である。即刻ウイルスセキュリティーをアンインストールした。
以前使っていたT社のウイルスバスターの登録をやり直し、とりあえず2005年試用版をインストールしている。1カ月後には正式に購入するつもりである。
ウイルスセキュリティーの1,980円に対して、ウイルスバスターは3,780円が必要だが、私の場合、金額よりも、9カ月の期間を不安に過ごしたことの方が痛い。
価格は画期的であったが、こう信頼性が乏しくてはユーザーには迷惑である。まさに安物買いの銭失いとはこのことである。
追記
2005年4月23日に、ウイルスバスターのパターンファイルが原因で、全国の業務システムに大きな影響が出た。我が家も2台のPCのうち、カミさんのPCがやられた。
起動したのち、CPUの稼働率が100%になったままで、何も動かなくなってしまったのだ。
はじめ、カミさんが何かしたのだろうと疑っていたのだが、もしやと思って自分のPCでトレンドマイクロのHPを見て原因が判明した。
自分のPCで新しいパターンファイルをダウンロードして、カミさんのPCに取り込むと、何事もなかったかのように正常に戻った。
トレンドマイクロよ、お前もか。と思ったが、その後の対応は迅速だった。直ちに全ユーザにお詫びのメールが届き、登録期限が1カ月延長されることになった。
これぐらいは当たり前のことである。このトラブルのために、PCをリカバリーしてしまった人がいるかも知れない。失われたデータは帰らない。
S社からは、1年間、何のお詫びメールもアナウンスもなかった。