2021年2月17日(木)
今日は昼の気温がマイナス0.3℃で外は吹雪です。でも、積もるような雪ではなさそうです。
風はすごく冷たい。横殴りなので体感気温はかなり低いです。
大雪になる目安として、上空1500m付近の気温がよく使われます。
上空1500mの気温が
1.氷点下6℃以下だと平地でも雪が降る
100m上がるごとに気温が0.6℃下がるので、1500mの気温がマイナス6℃だと地表付近では3℃
2.氷点下12℃以下だと大雪になるおそれ
同様に1500mの気温がマイナス12℃だと地表付近はマイナス3℃
これが雪の目安になります。
次は15日21時の予想図です。寒気はまだ朝鮮半島付近にあります。
16日9時の予想図。本州に氷点下6℃の寒気が覆ってきました。各地で雪になりそうです。
17日21時の予想図です。東北地方と中国地方に氷点下12℃の寒気が入ってきそうです。大雪になるところも出てきそうですね。
この他にも上空5000mの気温も使われます。
上空5000mの気温が
・氷点下30℃以下なら平地でも雪が降る
・氷点下36℃以下なら大雪の恐れ
・氷点下42℃以下なら「非常に強い寒気団」といわれる猛烈な寒さ
全くの私見ですが、上空5000mの寒気はせいぜい1月一杯がめどで、2月になるとそれほど強い寒気は来ないように思います。
次は17日21時の予想図です。氷点下36℃の寒気は、能登半島の一部から新潟方面にかけて少しかかっているだけです。これが1月だともっと広い範囲で日本が覆われています。なので、今回の寒波のパワーは薄いと思われます。
気象のことが子供の頃から好きでした。気象予報士を目指すほどの知識もないので、自己流で楽しむだけです。
雪国では、天気図などよりも上空1500mや上空5000mの気温分布図の方が役に立ちます。でも、ウェザーニューズにもYahoo天気にも載っていないんですよね。
上の気温分布図は、地方テレビ局のサイトで見つけたものです。この冬はこれが役に立ちました。ウェザーニューズやYahoo天気にもぜひ載せてもらいたいものです。
PS 2021/02/18
18日21時の予想図です。氷点下12℃の寒気は北へ去ります。雪や寒さは峠を超えました。12時の気温は1℃で曇りです。